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空の置き換え(トラッキング+キーイング)

creative cow netより
トラッキングとキーイングで空を置き換える例です。
映画の合成でよく使う手法です。

ビデオチュートリアルの場所はこちら↓(7分)
http://library.creativecow.net/articles/kramer_andrew/sky_replacement/sky.html

元の素材は以下の2つ。

motorcycle.jpg

background-sky.jpg

最終イメージがこちらです。

motor-and-sky.jpg

静止画で見ると簡単そうですが(キーイングで抜くだけ)
実際にはバイク映像は固定ショットではなく動いているため
空の動きもそれに合わせなければなりません。

そこで使うのがトラッキングです。
バイクの映像でトラッキングデータを生成し
motor-tracking.jpg
空の素材をターゲットにして適用します。

適用したままでは場所がずれるので微調整します。
解説ビデオでは
1)位置のトラッキングデータをすべて選択したうえでコンポジションパネルで空素材を移動
2)空素材のスケールを大きめにしビュー内に収まるようにする
という方法をとっています。

そして、いまのままだと空素材がバイクに重なってしまいますから
(注・ビデオを作成された方は最終イメージが作れるように最初の段階で
  空素材の下部をワイプで透明にしていますから透けて見えていますが
  通常ならば空素材がバイク動画を完全に隠してしまいます)
motor2.jpg
バイク素材の空部分をカラーキーイングで抜いています。
keying.jpg

これで一応完成。

ビデオでは最後に映像に切れを出すために調整レイヤーを作成して
そのトーンカーブをいじっています。
curve.jpg


短いビデオなので是非チェックしてみてください。

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トラッキングを使ったミュージックビデオ

トラッキングを用いた映像例です。
手ぶれなど動くカメラの映像と別の映像・画像の合成に使用しています。

ひとつめははスウェーデンのスタジオVarelsenの手によるもので
実写とアニメーションの融合。
動くカメラ実写のトラキングデータをもとに
アニメーションの動きを連動させています。





こちらはテイ・トウワ「Milky Way」のMV。監督はYUKIの「JOY」などでも知られる中村剛さん。かぶりものをした人を撮影して、トラッキングを用いて文字を乗せています。文字を球状に丸めるエフェクトはCC Sphere(【エフェクト】→【Perspective】→【CC Sphere】)




bonobos「thank you for the music」dir.ELECROTONIK。
トラッキングデータを適用している先の直方体はおそらく、aftereffectsと相性のいい3DソフトCINEMA4Dで作成されています。あるいは3Dレイヤーで回転を使うことで直方体を作成して全てをaftereffects内で完結して作っている可能性もあります(直方体の作り方は「ADOBE AFTER EFFECTS トレーニングブックp416」参照のこと)。
大きな手はキーイングで。影の付け方は↓のエントリーを参照のこと。
http://videomaking.blog136.fc2.com/blog-entry-7.html





最後はミュージックビデオの金字塔。ミシェル・ゴンドリー監督のThe Chemical Brothers 「 Star Guitar」MV。トラッキングを使って風景を合成しまくっています。すごい。作業に2ヶ月かけたそうです。
風景の合成は前エントリー
http://videomaking.blog136.fc2.com/blog-entry-11.html
を参考にしてください。






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ミシェル・ゴンドリー

商品詳細を見る


希望者には貸し出します。

トラッキング+フォトショップで作るトリッキーな映像

これもトラッキングを用いた映像例。

aftereffectsの作例を集めたサイトで公開されています。
他にも多くの例があり参考になると思います。

フランス語ですがビデオチュートリアルも見れます。
(ただし登録必要あり。無料。)

http://www.mattrunks.com




複雑ですが手順概略は以下の通り。

1)元となる動画から静止画書き出し
  ・動画を読み込む
  ・【コンポジション】→【フレームを保存】
2)フォトショップでパネル部分の素材作成。
  ・パネル部分を選択範囲として、反転し消去。これでパネル部分のみの画像に。
  ・矢印・文字部分を選択し、複製。
  ・「sortie」「voies 3 a 6」「矢印(左)」「矢印(右)」に分解
  ・パネル(板)をパネルの色で塗りつぶす(=文字と矢印を消す)。これを背面とする。
  ・以上で5つのレイヤーの素材完成。
3)動画のトラッキング分析
  ・「トラックの種類」は「トランスフォーム」
  ・「位置」「回転」「スケール」にチェックを入れる
  ・トラッキングポイントがふたつ出てくる。
  ・今はパネル横の二つの灯にトラッキングポイントを合わせる
  ・分析
4)フォトショップ素材にトラッキングデータを適用
   フォトショップで作成した素材(「パネル素材」と呼ぶことにする)
   をコンポジションで読み込み、タイムラインに配置しトラッキングデータを適用。
5)素材のアンカーポイントを移動して動画にあわせる。
   アンカーポイントのみ移動だとずれてしまうため、回転させてズレをあわせたいが、
   トラッキングデータのためにキームレームが生成されているため、
   ここではエクスプレッションでレイヤー全体を動画にあわせて回転させたい。
   【エフェクト】→【エクスプレッション制御】→【スライド制御】
   パネル素材の回転にエクスプレッションを追加 ※1  
   エクスプレッションテキストフィールドで以下のように記述されている
   「transform.rotation」
   最後に+を加え「transform.rotation+」とし、ピックウィップで
   エフェクトパネルの【スライド制御】を親とする。
   そのうえで【スライド制御】の数値を調整し、パネル素材(psdファイル)と
   動画のパネル部分が重なるようにする。
   これでパネルフォトショップ素材と動画が重なって動く。
6)パネル素材のアニメーション(パネル素材コンポジション内で作業)
   ・3Dにレイヤーにする
   ・ライトを追加する 
   ・アニメーションをつける
7)このままだと元のコンポジションに戻ったときに動画の壁部分に影は反映されないので
  パネル素材のライトをいったん削除する。
  またコラップススイッチをオンに。
8)ライトを追加
   ・ライトを追加
   ・パネル素材レイヤーを複製する(「パネル2素材」とする)
9)影を作成
   ・コンポジションよりパネル部分を削除
   ・新規レイヤー「白色」を追加。3Dにする
   ・マテリアルオプションを用いて影を作成する   
   ・最後に矢印・文字部分は「シャドウを落とす」を「シャドウのみ」にする。
10)パネル2素材レイヤーの描画モードを乗算に。
11)いまのままだとパネル2素材はエクスプレッションが反映されないので
  パネル素材を親とする。
12)ライトオプションの「強度」で影の濃さを調整する  

※1
第5回授業で扱ったとおり、エクスプレッションの追加は
・プロパティのストップウォッチをoptionキーを押しながらクリック
・【アニメーション】→【エクスプレッションを追加】
のどちらかで行う。

コラップススイッチとは
レイヤーがプリコンポジションの場合、トランスフォームをコラップスします。シェイプレイヤー、テキストレイヤー、またはベクトルグラフィックファイル(Adobe Illustrator ファイルなど)をソースフッテージとして使用するレイヤーの場合は、レイヤーを連続的にラスタライズします。ベクトルレイヤーでこのこのスイッチを選択すると、レイヤーがフレームごとに再度ラスタライズされるため、画質は向上しますが、プレビューおよびレンダリング時の処理速度が遅くなります。
より詳細は
レンダリングの順序とトランスフォームのコラップス

ベクトルグラフィックを含むレイヤーを連続ラスタライズする  
リンク
プロフィール

麻田弦

Author:麻田弦
映像ディレクター。クラブVJを経てミュージックビデオ演出。bonobos、キセル、ガガガSPなど多数。

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